似合う香水の選び方(前半)

「香水ってどうやって選べばいいんだろう?」そんな風に疑問に思ったことはありませんか?買ったはいいものの、「何か違う」気がして、使いかけのまま放置された香水が1本ならず家に放置されている人も少なくないのではないでしょうか? 香水って洋服と違って身に着けることが必須のアイテムではないですが、うまく使えば必ず印象アップに寄与してくれる差別化アイテムでもあります。(実際に“いい香りがする女性は、香りがしない女性よりも男性からの判断基準が甘くなる(高評価されがち)”という講談社の雑誌企画の実験結果もあるくらいです) 

そこで、今日は「なんかイメージと違う」と思われない、あなたに「似合う香水」の選び方についてお話ししたいと思います。

香水も洋服と同じ。似合う、似合わないがある。


グローバルスタイルでは、ご本人を引き立てるお洋服をお選びするパーソナルショピングサービスが好評ですが、香水も洋服と同じで本人を引き立てる、引き立てないがありますので(要は似合う、似合わないがあるということ)お客様から「香水を選んで欲しい」というオーダーも少なくありません。

同じ服を纏っていても、誰が着るかで狙いと違うイメージを発信してしまうことがあります。例えばライダースジャケット。メンズライクなアイテムにも関わらず、艶っぽい色気さえ感じさせ大人カジュアルを成功させている女性もいれば、「ハーレーダビッドソン(大型バイク)でここまで来たのかな?」レザーの質感が前面に出過ぎて(着負けして)本気のバイク乗りジャケットを着ているかのように男前に見えている😭人もいますよね。

香水も同じです。アニマル系(アンバーやムスクなど)の香りで落ち着きと女性らしさがバランス良く引き立つかたもいれば、アニマル系の独特な香りが前面に出過ぎて「このかた今、発情期なのかな?」と、おそらく狙いと違うであろうメッセージを香りが放ってしまっている場合もあります。 

まずは、自分の外見的な魅力の引き立てかたを知ることです。

ライダースジャケットのようなメンズライクなもので魅力が引き立つタイプなのか?フリルや花柄のようなフェミニンなもので魅力が引き立つタイプなのか?それがわかれば、ファッションブランドから出ている香水の場合、ボトルのデザインを擬人化することで、おおよそ似合うか似合わないか見当をつけることができます。例えばChristian DiorのMiss Diorのボトルを擬人化する(ファッションスタイル7タイプに置き換える)とリボンが象徴的ですからロマンティックやラブリータイプ。

ロマンティックタイプやラブリータイプに似合う香水

一方、カルバンクラインのck oneの無機質で無駄を削いだシンプルさはハイファッションタイプの服装のイメージ。 

ハイファッションタイプに似合う香水

もしご自身のファッションスタイルをご存じない方は、香水ボトル(の写真)を顔の横に持ってきて、鏡を見てみるのも1つの方法です。洋服を試着してみるのと同じことです。上記のck oneがあなたの顔の横にあるとシンプルでおしゃれなボトルではなく、ウォッカボトルや薬品ボトルなどに見えてしまうようなら、この香水は似合わないでしょう(そんなあなたは、おそらくライダースジャケットも男物を着てるように見えてしまうタイプのはず)。

瓶から嗅いだ匂いと、似合う人が纏って香る匂いとでは印象がガラッと変わることがある

例えば、来年100周年を迎えるシャネルの名香No.5(ナンバーファイブ)。嗅いだことがある方はご存知の通り、アルデヒド系(合成香料)のかなりキツめの香り。人によっては“おじさんの臭い”とおっしゃる方もいたりして、万人受けする香りとは言い難い。けれどこの香水をシャネルは“センシュアルな高揚と慎み深さを併せ持つ香り”と表現しています。

1921年に生まれた名香、CHANELの5番。
30ml 38,000円!

シャネルNo.5を有名にした立役者でもあるマリリン・モンロー。彼女の写真を見ながらこの香水の香りを嗅ぐとあ〜ら不思議、強烈さはどこへやら。華やかに包み込むような、でも奥ゆかしいような、そんな花の香りに変わります。カリスマ調香師エルネスト・ボーが意図していたのは(おじさんの臭いではなく)こっちですね👍

先日、香水をテーマにしたグループレッスンでも、どなたがトライしてもやや重過ぎる、フェミニン過ぎた香水“オンブルローズ”を軽やかな香りに変えてしまった女性がいました。50代のそのロマンティックタイプの女性と香りが合わさると、香料キツめに感じた香りも、不思議と落ち着き、ゆったりとした柔らかさを感じさせ、フローラルな華やかさも心地よい…。そう、彼女の優雅な外見と完全に調和したのです。

オンブルローズ
ボトルを擬人化すると…
ロマンティックタイプに似合う香水

レッスンに参加していた皆様は、「香りの印象が人によってこうも変わるものか!」とビックリです。

フリルがいっぱい(甘口過多)でも、スタッズがいっぱい(辛口過多)でも、そのかたが着ると服のインパクトがいい意味でふっと消えて、ご本人の魅力と融合する。そんな服のような、あなたに似合う香水が必ずあります。香水は最終的には実際に匂いを嗅ぐプロセスは外せませんが、まずはボトルを擬人化し(ファッションのタイプに例え)てみる。それだけでも、無駄な買い物(買ったけど使わない香水)は減るはずです。

服選びと同様、香水選びにもトレンドより“自分の(外見の特徴の)場合は?”という視点が必要!

次回、【似合う香水の選び方(後半)】では、ファッションスタイル7タイプ別、似合いやすい香料や香調(ノート)についてをお伝えします!

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